三木東マンスリー −年金編−
日本は大変な勢いで高齢化社会を迎えつつあります。 年金制度も変容を余儀なくされています。 つまり、従来の年金制度では「広く薄く平等に」にならざるを得ず、国民全員に魅力ある年金制度とはいえず、年金離れにつながりかねません。 そこで異なった年金制度を採り入れました。 これが確定拠出年金と呼ばれるものです。拠出額(掛金)が確定していますが、給付は運用の結果により決まる年金です。 運用次第で、今までの制度である確定給付年金より多きい給付を受けられる場合もありますが、逆に少なくなる場合もあります。 自己責任型年金制度であり、自分の年金を自分で育てることになります。運用するには、加入者が運用商品を選び、掛金を投資することになり、運用リスクを加入者自身が負う制度となりますので、確定給付年金とは違って、自分の年金を上手に増やすための商品知識も必要となります。 ( 社会保険労務士 廣田和也 司法書士 中嶋康雄 ) |